ハーモニー

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

時間がたち感想は何を思ったのだろうというのか
そこがすっぽり抜けてしまった
再読する意味でもメモとして


SF関係は鈍いというか作家はほぼ知らない
ただ訃報の際にネットでいろんな追悼文を読んたのが記憶にあったので
帰りの電車の中ででも、と水戸の帰りに手にとってみた

ちょうど読売の紙面で学者か評論家が「権威が必要だ」といった論調の記事に
ネットで起こったどの記事かを確かめもせず誤読で巻き上がるいつものマスゴミという名の批判
伝達速度が爆発的な加速をみせるというのは何とはなく感じていて
その脊髄反射の危うさを何がしか目にする機会が多い

病気とほぼ無縁になり徹底的な思いやりと慈愛にあふれた未来の中と外
悲惨な経験から生まれた価値観の逆転は藤子F不二雄の短編「気楽に殺ろうよ」と似たような
題名は思い出せないがパラレルな自分が一同に会する同窓会の短編とも関連を思い起こされた