狂四郎2030

狂四郎2030 1 (ジャンプコミックスデラックス)
どこかで絶賛されてた記憶でなんとなく読もうかな、と思って数年。
やっと重い腰あげて全巻読了。
ここまで手の施しようが無い過酷な状況下での作品とは思わなかった。
環境でいかようにも転ぶ脆さとギリギリでくいとめる意思。
狂四郎・バベンスキー・志乃に共通するワンクッションある笑顔は
諦めと悟り、とても近い部分にあるような表情のように感じ
「でもやるんだよ」の精神を感じる。

最近「でもやるんだよ」本来の源流を知らずに
美化された意味でしか知らない人たちがいるみたいだが
ホントにそうなのかしら?
あまり良くはわからないけれども。
本質は変わらない気もするけど汚れも引き受けるってのは
覚悟とかきれいごとで終わらせるべきではないよね。