個展「気がつけばいつも手遅れ」

初めての個展をした中で、

来てくださった方、諸々ご協力いただいた方、ありがとうございました。

 

今回「京橋アートアパートメント」という企画をたちあげその中でどうかとお誘いいただいた主催のハガさんのおかげで個展を開催する運びとなりました。

当初は写真を始めて10年以上たち、せっかくはじめてなんだしこれまでの写真を振り返ってその期間の自分を総括しようという目論見。

写真を見返しながらのセレクトをして会場を想定した仮レイアウトと、構成を作っては壊しを繰り返した結果、最終的にはあたってくだけろ的なセオリーガン無視で今回のような形の構成となりました。

 

一週間という短いようで体がついていかないのは歳なんだろうなと思いつつ、

頭もまわらないのでとりあえずのご報告といたします。

重ね重ねではありますがありがとうございました。

 

ステートメント

壁1

壁2

 

浅草

都知事選の投票を終え大雨の実家を気にしつつも何もすることができないのでダラダラとゲームをしていたが夕方には都内は晴れてきた。

であれば写真でも撮りにいくかと自転車で浅草まで。

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雨上がりでここぞとばかりに走る人や散歩の家族などいつもの風景のようで出歩く人は全てマスクをつけたまま。

 

ドンキまでくると演芸ホールは夜のトリが柳家喬太郎

一度は生を見てみたいなと思ってはいたので幸いなのだが時期柄躊躇しないわけもなく、ホールの周囲を行くかやめるかグズグズしたが結果入ることに。

 

キャパは半分にしてありゆっくりとみることが出来た。

マクラで選挙なんも面白い結果になりませんでした、という話で現職が当選したことを知る。

新作落語でゲラゲラ笑わせてもらったが終演し、一歩外に出れば現実。

おおかたの予想どうりの結果とはいえその落胆とさっきまで寄席にあった笑いとのコントラストでクラクラするような気がした。

 

必要なのはしつこさなのだろう、そういったことから逃げてきた自覚はある。

それと同時に世間はなにをみているのか、疎かにはできない。

大日本

まわりともそういう話をしないのだがいわゆる嫌韓嫌中で美しい国的な【真実に目覚めてしまったおじさん】のアカウントに出くわすとギョッとする。

とはいえいつでもそういう落とし穴はあるんだよな我が身にも、という恐怖もある。

赤い帽子


開催スケジュール - 髙橋 健太郎 写真展 | 写真文化活動 | ニコンイメージング

 

まだ若かったにも関わらず国からかけられた濡れ衣と理不尽な仕打ち。

その被害者の今の暮らしが立体的に浮かび上がってくるような印象を受けた。

彼らは生きている、

私も生きている。